シリコンウエハーとはどんなもの？
シリコンウエハーは半導体の土台ともいえる品物です。
シリコンウエハーに使用されているシリコンは主にケイ素からなる炭素性の物質です。
炭素は利点においては高温下で形状を維持し続け燃焼する温度もかなり高温で自然発火はしません。
つまり、半導体で考えた場合、樹脂などで構成された他の部品は高温になるに従い、発火点があり場合によっては自然発火もあり得ます。
ですが、シリコンを含んでいる者は自然発火のリスクが少ないため安全な半導体を作り出せるのです。
ただ、ケイ素は電気を通さないという性質がありますので、このままでは家電に使用する部品としては不適合でシリコン物質の中に金属など他の物質を合わせることで半導体の土台となるようにしているのです。
金属が入ることで今度は電流を通すことができますのでシリコンウエハーは電気を通す炭素の物質ということになります。
しかも、熱に強くかつ電流を通すため半導体に多く使用されているのがこのシリコンウエハーです。
シリコンウエハーは台湾や韓国が買収している
世界的にパーソナルコンピューターや電子機器などに使われる半導体の需要が増加していて、供給が追い付かないため価格が高騰してます。
そして半導体を製造するために必要な主要な材料である、シリコンウエハーも不足しているため、世界中で工場の買収などが活発に行われています。
世界の半導体の製造販売シェアトップ企業は台湾にあるため、増産するためにシリコンウエハーの製造会社の買収が話題になってます。
台湾の半導体製造を遅らせる主な要因は、シリコンウエハーの需要と供給のバランスが崩れた事も1つの要因となっています。
シリコンウエハーのシェアトップは日本でしたが、急速な需要拡大に設備投資が遅れて、供給不足が続いてきました。
以前は日本から購入してました台湾が、この現状を打開するために、低迷する韓国の工場を買って、設備通しして製造する方式で足りない供給を賄おうと2016年以降乗り出しました。
それでも未だに供給が追い付かないで、増え続ける半導体の需要に応えられていないのが現状です。